本当に久しぶりのブログ更新。当然、今年初。

さて、ここ数日、ドジャーズ大谷翔平選手の通訳、水原一平氏の違法賭博問題が世界を騒がせている。

1000億円のサラリーを得て、サプライズな結婚発表をし、韓国での開幕戦でダルビッシュからヒットを打ち、というアゲアゲ基調が突然に冷や水を浴びせられた格好だ。

今、日米ゴシップメディア最大の関心事は、水原氏の賭博行為および送金に大谷選手が全く関与していなかった否かで、中には、大谷選手自身の関与が確認されれば、過去メジャー球界を追放されたピート・ローズ選手のようになってしまうのではないか、という懸念の声すらある。

ここ数年、我々日本人の誇り、というか、その活躍に仮託して気分をアゲてきた我々小市民としてはどうしてもそこまで考えたくはないが・・・。

今回の件でアメリカでネガティブ報道が散見する裏側には、これまで(蔑視対象である)アジア人がベースボールの本国で投打にわたり活躍、ホームラン王にまでなったことへの鬱憤を晴らしたい層が少なからずいることが影響していると邪推する向きもあり、アメリカでの大谷選手に対する好意的視線が一変し、突然、風当たりが厳しくなった感がある。

 

情報を持たない自分がこの件であれこれ言ってもゴシップメディアと五十歩百歩だろう。それよりも、今度の件で自分がふと感じた危機感について記録を残しておきたい。

 

それは、「円も同じじゃね?」ということ。

 

円安基調ではあるものの、円は基軸通貨ドルを補完してユーロと共に国際決済を支える主要通貨の一つとして信用されている。

一方、日本は1200兆円の債務を抱え、発行された国債の多くを日銀が買い支えている格好で、つい先日、利上げが決まった中で、日銀保有有価証券の出口戦略が懸念されている。

オオタニサンへの信認が僅かな日数で一変しつつあるのと同様、円という通貨への信任も、何かあれば、一瞬にして揺らぎかねないのではないか。

大衆の気分というものは、何かにつけ移ろいやすく、また、発想は連携し伝搬するもの。

大谷→円、という(短絡的な?)ネガティブ観が形成されてはしまわないだろうか。

 

とまあ、小市民的な推測。

あくまで、思考の記録として、久々のブログにて記述。